年が明け、各チームの陣容がほぼ固まった。新加入選手名鑑に続き、ここでは最新のメンバーリストを掲載する。
※情報は2021年1月10日現在


[2020年成績]セ6位 41勝69敗10分 チーム打率.242 チーム防御率4.61

　投手陣は一挙11人がチームを去り、育成を含めて10人の新戦力が加わった。大幅に戦力が入れ替わった中、投手コーチも一軍は伊藤智仁コーチ、二軍は尾花高夫コーチがヤクルト復帰。大胆な“血の入れ替え”で、12球団ワーストのチーム防御率4.61の改善を図るつもりだ。

　新戦力の中でも、やはり期待されるのはドラフト1位右腕の木澤尚文、同2位左腕の山野太一。ともに大卒で、当然、即戦力として1年目からのフル回転が望まれる。日本ハムを自由契約になった左腕・宮台康平も、先発、中継ぎの両にらみで準備していく。

　また、昨秋ドラフトでは球団史上最多となる4人の育成選手を指名した。育成チーフコーチに土橋勝征コーチ、育成投手コーチに山本哲哉コーチを配置し、育成体制を強化。自由契約となっていたソフトバンクの小澤怜史と楽天の近藤弘樹も加わった。厳しい競争の中で、チーム力の底上げを促進する。

　さらにソフトバンクを退団した内川聖一も加入した。通算2171安打を誇る巧打者の打棒で、代打の切り札、固定できなかった五番打者候補に名乗りを上げる。

担当記者のこの男の“ココ”に注目！　村上宗隆

史上最年少の三冠王なるか

　2020年は全試合に四番として出場し、リーグ2位の28本塁に86打点に、打率.307をマーク。21歳を迎える大砲は、日々進化を続けている。落合博満の28歳10カ月(当時ロッテ)を更新する、史上最年少の三冠王獲得も夢ではない。 (My)

東京ヤクルトスワローズ　2021 メンバー表

注釈：〇=新加入、△=移籍、□=復帰、★=20年オフに支配下から育成、■=背番号変更、名前横は背番号
【監督】
22高津臣吾

【一軍コーチ】
76宮出隆自、△89伊藤智仁、98石井弘寿、74杉村繁、82松元ユウイチ、75森岡良介、73福地寿樹、83衣川篤史

【二軍監督】
88池山隆寛

【二軍コーチ】
□77尾花高夫、72小野寺力、84松岡健一、78大松尚逸、85畠山和洋、80緒方耕一、□81佐藤真一、87福川将和、95土橋勝征、□92山本哲哉

【投手】
11奥川恭伸、12石山泰稚、14高梨裕稔、16原樹理、17清水昇、18寺島成輝、19石川雅規、○20木澤尚文、○21山野太一、24星知弥、26坂本光士郎、28吉田大喜、29小川泰弘、35杉山晃基、37マクガフ、38梅野雄吾、40市川悠太、43アルバート・スアレス、44大西広樹、47高橋奎二、48金久保優斗、■53長谷川宙輝、○54サイスニード、56鈴木裕太、61久保拓眞、■62歳内宏明、■63中尾輝、■64大下佑馬、○67嘉手苅浩太、△68宮台康平、69今野龍太、99蔵本治孝

【育成投手】
△★012近藤弘樹、△014小澤怜史、○017丸山翔大、○019下慎之介

【捕手】
■2中村悠平、30西田明央、32松本直樹、○33内山壮真、45嶋基宏、57古賀優大、59大村孟

【育成捕手】
○022松井聖、■025内山太嗣

【内野手】
00奥村展征、1山田哲人、3西浦直亨、5川端慎吾、○6元山飛優、△7内川聖一、10荒木貴裕、○13ホセ・オスナ、36廣岡大志、39宮本丈、46太田賢吾、55村上宗隆、58長岡秀樹、60武岡龍世、■65松本友、66吉田大成

【育成内野手】
○023赤羽由紘

【外野手】
○0並木秀尊、8中山翔太、9塩見泰隆、23青木宣親、○25ドミンゴ・サンタナ、31山崎晃大朗、41雄平、42坂口智隆、49渡邉大樹、51濱田太貴