やはり甲子園は、野球の聖地だなという感覚は、いつプレーしても思います。すごい声援を含め、あの球場が醸し出す雰囲気などすべてが魅力的です。
一番感じるのは、やはりグラウンドに入ったときの球場の大きさ。アルプス席から外野席の高さなどは、ほかのどの球場にもないスケール感です。高校のセンバツ(九州学院高)のときに初めて外野を守ったときの感動は今でも忘れませんし、阪神に入ってからも、それは続いています。
黒い内野土に、整備されたきれいなグリーンの外野芝は最高だなと思っています。それと外野の守備位置から時々振り返って見るバックスクリーンの壮大さはすごいんです。これは本当に日本のどの球場よりも大きいです。
『週刊ベースボール』2023年5月8日号(4月26日発売)より
写真=BBM