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平嶋桂知[左]、正林輝大
18日に開幕した第96回選抜高校野球大会(センバツ)。大会8日目は4試合が行われる予定。
■第1試合 中央学院(千葉) - 宇治山田商(三重)
中央学院は初戦で13安打7得点の猛攻、投げては9回1失点で耐久を破った。この勝利が春夏通じて甲子園での初勝利となった。初勝利の勢いそのままに2回戦も突破だ。
宇治山田商は初戦で5-4の接戦を制して東海大福岡に勝利。バントで着実にランナーを進めていく攻撃で得点を重ねていった。2回戦もチーム一丸で勝利を目指していく。
■第2試合 広陵(
広島) - 青森山田(青森)
広陵は初戦を3-1で高知に勝利した。先発・高尾響は9回1失点11奪三振の快投。四番・捕手の只石貫太もタイムリーツーベースを放つなど、投打にレベルの高い選手が揃う。
青森山田は初戦で京都国際にサヨナラ勝利。サヨナラ打を放った伊藤英司はこの試合で2安打2打点の活躍。広陵・高尾響攻略の鍵を握る選手になりそうだ。
■第3試合 神村学園(鹿児島) - 大阪桐蔭(大阪)
神村学園は初戦で作新学院から6得点をあげての勝利。注目は四番・正林輝大。作新のエース・小川哲平からソロホームランを含む2安打2打点の活躍。2回戦でも打線をけん引する。
大阪桐蔭は初戦で北海に7-1の快勝。先発・平嶋桂知は最速149キロを計測するなど、7回1失点7奪三振の好投をみせた。打線も先発全員出塁を達成するなど、選手層の厚さは大会トップクラスだ。
■第4試合 報徳学園(兵庫) - 常総学院(茨城)
報徳学園は初戦でタイブレークを制して愛工大名電に勝利。先発・今朝丸裕喜は7回1失点6奪三振の好投。NPBスカウトから「今大会で一番、良い。フォームのバランスが優れている」と評価されている。
常総学院は初戦で投手戦の末、日本航空石川に1-0で勝利。先発・小林芯汰は要所を締めるピッチングで9回無失点完封。報徳・今朝丸が注目されるが、投手戦ならこちらも負けない。