捕手として、試合中の投手への声かけは基本的にマインドがネガティブになるようなことは言わないようにしています。マウンドに一人で上がったとき、ポジティブな気持ちになれる声かけを、と。3年目くらいまでは少し自分本位な声かけをしてしまうこともありました。いろいろな人と話す中で、自分のことだけに精いっぱいだったと気付き、4年目くらいからは相手のことを考えた声かけができるようになってきました。
今でも、もし必要だなと思ったときには投手に喝を入れますが、グラウンドではしないですね。マウンドではどうしても冷静ではないと思うので、ベンチに帰ってから冷静になったときに、声をかけるようにしています。
『週刊ベースボール』2024年4月15日号(2024年4月3日発売)より
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