松尾芭蕉の「不易流行」という言葉が好きです。変わらないものの中にも流行を取り入れていくという意味があるのですが、芯を持ちながらも変化を恐れずに柔軟性を持って取り組む大事さを教えてくれる言葉だなと感じています。
昨オフから投球フォームの改良に取り組んだのですが、自分の軸はそのままで、今必要なものを採り入れたいと思ったからです。また、相手バッターによって変化をつけていくことも大事ですし、同じパフォーマンスを意識する中で、ゲームごとに変化を加えていくことも必要なこと。僕の性格的にもぴったりな言葉かなと。SUBARU時代に知った言葉ですが、その大事さを今あらためて感じています。
『週刊ベースボール』2024年7月15日号(2024年7月3日発売)より
写真=BBM