
巨人のV9において川上監督の存在が絶大であったことは言うまでもない
川上監督のカリスマ性。三原監督のアイディア
80年以上のプロ野球の歴史の中で、私は4人の監督のことを“四大監督”と呼んでいる。
水原茂さん(元巨人監督ほか)、
三原脩さん(元西鉄監督ほか)、
鶴岡一人さん(元南海監督)、そして
川上哲治さん(元巨人監督)だ。その次、という言い方は悪いかもしれないが、
西本幸雄さん(元阪急監督ほか)や
廣岡達朗さん(元
西武監督ほか)、
野村克也さん(元
ヤクルト監督ほか)、
森祇晶さん(元西武監督ほか)などが続く。“四大監督”とほかの監督の何が違うのかと言えば、もちろん一番は結果だ。大きなゲームに強いということもあるし、いずれも監督としてのカリスマ性を備えていた。そして、戦い方を知っていた。相手の弱点と長所を知り尽くした上で駆け引きをすることができ、勝負に徹して時に非情とも思えるような采配を振ることができた。グラウンドの上では選手たちを平等に扱い、決して好き嫌いで起用することはなかった。
選手たちは新しい監督がやってくると、春季キャンプからオープン戦にかけて「ウチの監督は大丈夫だ」「これはダメだ」と評価していくものだが、この4人のような監督には・・・
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