
技術面で修正すべき点は多いが清宮の才能に疑いはない
猛練習を重ねてもケガと無縁だった理由
右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折でリハビリ中だった
日本ハムの
清宮幸太郎が、復帰に向けてフリーバッティングを開始したという。
ケガは野球選手に限らず、スポーツ選手の宿命とも言えるものだが、清宮には、そもそもプロで戦うための体ができていたのか、そのための練習をこなせていたのかをまず考えてほしい。
キャンプなどを見ていつも感じるのだが、今は練習量があまりに少ない。目に見えて体が大きくなるウエート・トレーニングには熱心なのかもしれないが、走る、バットを振る、ノックでボールを受けるという基本的な練習量が圧倒的に足りない。
練習をし過ぎるとケガをする、という間違った考えもある。練習でケガをするとしたら、それはやり方が間違っているのだ。体の動かし方、技術、さらに言えば自己管理の問題である。こういうことを書くと、「また昭和の時代を美化している」と言われそうだが、私に限らず、かつて一流と言われた選手たちは、今の選手には想像もできぬほどの練習をこなし、それでも壊れることはなかった。もちろん、生まれ持っての体の強さはあったが、若いころからの猛練習の積み重ねが自分の血と肉になっていたこともあり、ケガに強い体ができていた。
そんな私が練習量で“かなわない”と思ったのが・・・
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