快速球を武器に17歳で20勝をマークした尾崎
私が見た10代の最強選手。打者は清原、投手は尾崎
前号の週刊ベースボールでは、
ヤクルトの
村上宗隆を中心に10代の選手を特集していた。村上はすでに32本塁打を放っており、打点もセ・リーグトップタイの90打点だ。長打力のある将来性豊かなバッターだが、まだあまりにもバッティングが粗い。打率が2割2分台で166三振では、レギュラーとしては落第と言わざるを得ない(9月5日現在)。
清原和博(元
西武ほか)をはじめ、
中西太さん(元西鉄)や
藤田平(元
阪神)、そこに私も入れさせてもらうが、かつて10代でレギュラーとして活躍したバッターたちは、打率2割2分台ということはなかった。
土井正博(元近鉄ほか)も村上と同じ2年目には.276をマークしている。おそらく
小川淳司監督は村上の将来性を買い、我慢して使っているのだろうが、やはり10代とはいえレギュラーで起用するなら、確実性と技術を兼ね備えてからにしてほしい。
もう10代ではないが、
日本ハムが故障していた
中田翔の代わりに
清宮幸太郎を四番に起用していたのは何だったのだろうか。打率が2割に満たないような選手を四番に据えてはベンチの選手たちに示しがつかない。これは「喝」だ。19歳の新人である
吉田輝星も一軍で先発させてはダメだろう。まだ二軍でも大した活躍をしていないではないか。
日本ハムの卒業生として少し厳しく書かせてもらうが、
栗山英樹監督はそうしたパフォーマンスに走ることが・・・
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