
森の完成度の高いバッティング技術には目を見張る
森のバッティングは多くの面で余裕がある
今シーズンは
西武の
森友哉がパ・リーグのMVPに輝いた。キャッチャーとして首位打者を獲得したのは
野村克也さん(元南海ほか)、
古田敦也(元
ヤクルト)、
阿部慎之助(元
巨人)に続いて史上4人目だという。昨シーズンはDHでの出場も多かったが、今シーズンはリーグ連覇を果たしたチームにおいて135試合出場のうち128試合でキャッチャーとして守備についた。100試合以上にキャッチャーとして出場しながら首位打者を獲るというのは、並大抵のことではない。本当に立派なものだし、これは“あっぱれ”をやらないわけにはいかない。
キャッチャーとしての守備面ではまだまだ課題は多いが、ことバッティングに関しては本当に素晴らしいものを持っている。今シーズンは
広島の
鈴木誠也や巨人の
坂本勇人のバッティングも良かったが、森も負けず劣らずの見事なバッティングを見せていた。
森といえば「フルスイング」が代名詞のようになっている。「フルスイング」といえば聞こえはいいが、私に言わせれば無茶振りだ。本人は全力で振り切らなければ気がすまないのだろうが、空振りしたときなどは体がグラグラしていることがある。
それだけ思い切りバットを振りながらも安定したスイングができるのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン