
ブルームは日本で7年プレーし、打率.315を記録した
まず最初に言っておきたいことがある。
ソフトバンクの選手が新型コロナウイルスのPCR検査を受けて陽性と判断された。プロ野球選手の感染判明は、6月19日の開幕以降では初めてのことだ。
どの球団も新型コロナウイルスに関しては十分な対策をとり、実施していると思うから、あとはもう個人個人が注意するしかない。それぞれがどれだけ危機管理を持って行動できるか。「俺は大丈夫」「俺は関係ないから」と他人事のように思っていると痛い目に合うだろう。
私は何度も言っているが、これは国難なのだ。プロ野球選手に限らず、国民一人ひとりが自覚を持って行動しないと、とんでもないことになる。プロ野球も大事だし、経済活動がストップしても困る。それでも命と引き換えにはできないはずだ。その危機感があまりに足りない。もっと気を引き締めてもらいたい。
成功する助っ人の条件
さて今回は外国人選手をテーマに話したいと思う。私もこれまで多くの外国人選手、いわゆる助っ人たちを見てきたが、日本で成功する助っ人のポイントは日本の野球を学ぶことができるかどうかにある。日本流を学ぶ姿勢があるかどうかだ。
日本の投手はコントロールが抜群に良い。弱点を見つければそこを徹底的に突いてくる。パワーのある助っ人打者を相手に力勝負など挑まない。元メジャー・リーガーの肩書がある打者にならなおさらだろう。それなのにバットを振り回して本塁打ばかりを狙う助っ人たちは、日本では成功しない。「これが俺のやり方だ」と自分のスタイルに固執しているうちは打てないだろう。
まずは・・・
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