
筆者にとって同期でもある王[左]の存在は大きかった
キャンプは自己鍛錬の場
新型コロナウイルスの変異株「オミ
クロン株」が全国的に拡大したことで「まん延防止等重点措置」が適用されている。日本のプロ野球は2月1日からキャンプインの予定で、本誌が発売されるころはすでにスタートを切っていると思うが、球団や個人が感染防止を徹底し、1カ月に及ぶキャンプをしっかりと乗り切ってもらいたい。
プロ野球選手にとってのお正月は、キャンプが始まる2月1日。私は正直、今年もやってやるぞと思う一方で、また長く苦しいシーズンが始まるのかと憂鬱(ゆううつ)でもあった。期待よりも不安のほうが大きかったのだ。前年に首位打者のタイトルを獲っていたとしても、今年また同じように活躍ができる保証はない。その不安を少しでもかき消すためにキャンプで懸命に汗を流したものだ。
ただ、近年のキャンプで思うのは、どの球団も早い段階から実戦に近い形式で練習を行っていることだ。私が現役のころなどは、キャンプ序盤は体づくりを中心としたメニューが多かったものだが、今の選手たちはそれはもう自主トレである程度、終わらせているのだろう。
春のキャンプで必要なことは3つある。まずは・・・
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