
昔の打者は防具など何も着けず、ヘルメットとバット1本で打席に入った。写真は筆者の東映時代[写真=BBM]
許せないツバ吐き
新型コロナウイルスの感染者が出ている球団が少なくない。球団も万全の対策をとっているとは思うのだが、防ぎようがないというのが正直なところだろう。戦力ダウンは否めない球団も多々あるが、嘆いても仕方がない。現有戦力で戦っていくしかない。
私も最近は球場に足を運ぶことがなくなった。選手や関係者と会って話すことも少なく残念なことだが、こんな状況では仕方がない。もっぱら自宅でのテレビ観戦となっている。今回はそこで感じたことを私なりに書いてみたい。
見ていて一番気になるのは外国人選手たちが「ペッ」とグラウンドにツバを吐くことだ。さすがに日本人選手はやらないと思うが、このシーンを見るたびに不快な気持ちにさせられる。明らかなマナー違反だ。
どうして今、自分が真剣に戦っている場所、グラウンドにツバなんて吐けるのか理解に苦しむ。「そこはお前の稼ぎ場所ではないのか」と言ってやりたい。私に言わせれば、家族で食事をしているときにツバを吐くのと同じ行為だ。
こう書くと日米の文化の違いを持ち出す人がいると思うが、そんなことは百も承知している。メジャーでは普通のことだし、外国人選手たちにまったく悪気がないのも分かっている。注意しても「何がいけないのか?」と最初はキョトンとするだろう。しかしメジャーではそれでいいのかもしれないが、ここは日本だ。メジャーにはメジャーのマナーがあるように、日本には日本のマナーがある。それは日本ではやってはいけないことなのだ。
問題なのは・・・
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