
球団を増やすよりも減らし、1球団をより充実させたほうがレベルアップにつながるのではないか[写真=BBM]
現状に甘んじるな
そろそろオールスターゲームの時期(7月26、27日)で、これをもって前半戦が終了となるわけだが、セ・リーグは
ヤクルトが独走中だ。2位と10ゲーム以上も差が開いており、今後もこのリードを持って余裕を持って戦うことができるのだから簡単には落ちてこないだろう。後半戦は5割のペースでも十分のはずで怖いのは大型連敗と油断だけ。コロナ感染が心配なところだが、受け身に回りさえしなければ2連覇は限りなく近いのではないか。
一方、パ・リーグのほうは1位から5位までの差が詰まってきた。まさに混パだ。最下位の
日本ハムは戦力的に見ても厳しいが、ほかはどのチームにも優勝のチャンスがあるし、勝負はこれからだろう。とにかく今は抜け出す以上に脱落しないことが大切で、そのためには大きな連敗をしないこと、そして5割を切らないことだ。優勝を狙うための最低条件は5割キープ。そこからどれだけ貯金を積み上げられるか。勝負は8月、さらにその先と見る。
それにしても前半戦の両リーグの戦いを見てきて、あらためて感じるのは全体的なレベルの低下だ。もちろんトップレベルの選手はたくさんいるし、
佐々木朗希(
ロッテ)のような才能を持った若手選手も出てきてはいるが、チーム全体、あるいはプロ野球全体として見た場合、以前と比べてそれほどレベルが上がっていないように感じるのは否めない。
そしてそれ以上に・・・
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