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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「こんな日が来るなんて本当に夢のようだ。大谷翔平のメジャー本塁打王に大あっぱれ! 日米野球の歴史が大きく変わったシーズンだ」

 

2023年のア・リーグ本塁打王に輝いた大谷。来年で30歳を迎える[写真=Getty Images]


雲の上だったメジャー


 いよいよ今週末から日本シリーズが始まる。締め切り時点では対戦カードは決まっていないが、どんな対決になろうとも、日本シリーズにふさわしい熱戦を期待している。(※日本シリーズはオリックス阪神の対戦カードに決定)

 そしてその前にはドラフト会議がある。今年も多くの選手たちがプロの世界に入って来るが、初心忘るべからずで頑張ってもらいたい。少しでも長くプロ野球選手でいたいのなら、しっかりと自己管理をして練習に励むことだ。いつかはユニフォームを脱ぐときが来るが、そのときに自分で「やり切った」と思えるかどうか。球団から戦力外を通告されて、初めて事の重大さに気づいて後悔する選手を何人も見てきたが、それでは遅いのだ。1年目から気を引き締めてやってもらいたい。

 さて、今回は遅ればせながらではあるが、大谷翔平(エンゼルス)の本塁打王について述べておきたい。ア・リーグで44本塁打を放ってのタイトル獲得。あらためて言うまでもなく、日本人初のメジャー本塁打王だ。2位のガルシア(レンジャーズ)は39本、3位のロベルト(ホワイトソックス)は38本、そして4位は昨年62本塁打を放って本塁打王となったジャッジ(ヤンキース)の37本。大谷ひとりだけが40本台だった。

 右肘を痛めたこともあって終盤戦は戦線離脱となり、9月は1本も本塁打がなかった。それでもタイトルを獲得したのだから大したものだ。日本のファンはほかの選手の追い上げが気になったと思うが、それまでに大差をつけていた大谷の勝ちというわけだ。

 それにしても・・・

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球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

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