
対照的な大山[写真左]と佐藤ですが、それでも間違いなく今後のタイガースの中心となる2人です
四番としての風格
今週はタイガース特集ということで、私のコラムも特別バージョンでお届けします。今年のタイガースは盛り上がっていますね! 開幕直後から首位を走って、例年とは違う雰囲気を漂わせています。
私も2008年から7年間タイガースに在籍し、打線の中軸を任されてきました。タイガースというチームは良くも悪くも注目度が高くて、かけられる期待も大きい。中心選手になればなるほど、プレッシャー、重圧にも負けない“強さ”が必要になってきます。今回は、強くたくましく成長を続ける、今後のタイガースを背負っていくであろう若きスラッガー2人に、エールを送りたいと思います。
まずは、今のタイガースの四番と言えばこの男、
大山悠輔選手です。2017年にドラフト1位でこの注目される球団に入ってきて、今年で5年目。大変な環境の中で、いろいろな雑音も入ってきたことと思います。それでもコツコツと着実に力をつけて堂々と四番を張るまでに成長してくれています。
彼を見ていて、昨年あたりから変わったように思えます。構えから四番の風格というのが出てきた。独特の空気感を持っていて、テレビの画面越しにも構えたときの姿から彼がすごく大きく見えるんです。スゥーと立って「いらっしゃい」というような、余裕を感じる。それまではいろいろと試行錯誤しながらだったと思います。そこで自分なりの方向性を見つけたのか、どんどんとスイングしていけるようになりました。結果どうこうではなしに、とにかく自分がスイングできると思ったら初球から振れるようになった。
この『初球から振れる』というのが・・・
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