
長嶋監督のキャンプでのアップ(?)風景。一挙手一投足に華がある
ヒザカックンは誰だ?
前回続き、
巨人終身名誉監督・
長嶋茂雄さんの話だ。
長嶋さんは「いつも長嶋茂雄でいるのは大変なんだよ」と言われたことがあったそうだが、見られている自分、ファンがこうあってほしいと思う「長嶋茂雄」を演じていた部分は確かにあったと思う。
しかし、“ナマ”の長嶋茂雄に近くで接することができた僕にとっては、監督は本当にユーモアあふれる楽しい人だった。
長嶋さんの伝説の一つに「長嶋語」がある。「いわゆる1つの」「失敗は成功のマザー」とか……。英語を織り交ぜたり、ユニークな言葉を使ったりすることはよくあった。でも、ほとんどの言葉はとっさではなく、もともと狙っていた感があり、悪い意味ではなく、計算されているという気がしていた。
皆さん、監督はいたずら好きだということをご存じだろうか。
東京ドームの試合前の練習時間、そろそろ監督が姿を現す時間帯、記者、テレビクルーなど二十数名の報道陣が監督のグラウンド登場を待つ。僕も同様、グラウンドで監督を待つ。そのときに、だれかが僕に後ろから『ヒザカックン』!
その場で僕はもんどりうってひっくり返った。
何が起こったのかと・・・
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