
打者として大谷の選出はならなかった前回。今回はどうなるか[写真は2016年の日本ハム時代]
ようやく動き始めた感がある。
2023年、つまり来春のWBCのことだ。もちろん水面下では
栗山英樹監督以下、着々と準備は進められているのだが、3月に予定されていた侍ジャパンの強化試合、台湾戦は中止。この秋、オーストラリアとの強化試合が行われることは決まったものの、実戦はそれだけで本番に挑まなければならない。そんな切羽詰まった日本代表と、世の野球好きとの間には少なからず温度差が生じていた。この国の野球好きには、世界一よりペナントレース、3月の過酷な戦いより選手の健康、という向きが少なくないからだ。そこへ、意外な選手がコメントを出した。
7月18日、エンゼルスが「マイク・トラウトがWBCにアメリカ代表として初参加、主将を務める」と発表したのである。さらにMLB公式サイトは「国のためにプレーするのが楽しみ。USAの文字が胸に刻まれていることは素晴らしい」というトラウトのコメントを伝えた。
そして
大谷翔平が続く。
オールスターゲームの前日、WBCについて問われた大谷は、こう答えたのである。
「出たい気持ちはもちろんありますね。ケガとかもあってタイミング的に出られない年もありましたけど、出たい気持ちはもちろんありますし、自分に実力があるのであれば、選んでもらえるのであれば、プレーしたいなという気持ちはもちろんあるかなと思います」
ケガもあってタイミングが合わなかったというのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン