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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「決まり切ったフレーズほど咀嚼しなければならない」

 

日本では“野球の神様”と呼ばれるベーブ・ルースだが、本名をご存じだろうか?[写真=BBM]


 ベーブ・ルースは投打で同時により高いレベルを目指した時期があったわけではないので、二刀流の先駆者という物言いには賛同しかねるのだが、それでも大谷翔平がルースの記録を掘り起こすたびに気になっていることがある。それはルースにしばしば「アメリカで“野球の神様”と呼ばれた……」の冠がかぶせられている、ということだ。しかしながら、もしアメリカでルースが“野球の神様”と呼ばれているとしたら、英語でどう表現されているのかが気になって、知人たちに訊いてみた。

 日本に住んでいたアメリカ人ジャーナリストは、「日本語の“神様”を英語の“GOD”の意味で使っているとしたら、アメリカでルースは“野球の神様”とは呼ばれていない」と言い切った・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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