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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「垣間見ることができる日本野球が前に進んだ理由」

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今年のWBCで9本塁打[写真はメキシコとの準決勝の吉田正尚]を放った日本代表は、劇的な進化を示した[写真=Getty Images]


 WBCが終わってから、ずっと寂しい想いをしていたことは以前にここで綴った。WBCを仕事として見ていたせいで、あの劇的な試合を純粋に堪能できなかったから、というのがその理由だったのだが、その寂しさを吹き飛ばしてくれたのが映画『THE FIRST SLAM DUNK』だったことも併せて書いた。この映画を観て、フィクションを超えたバスケットボールの劇的な試合を味わわせてもらい、WBCで乗り遅れた感動を取り戻させてもらったという話だ。

 そして6月、またも映画の力で今度はバスケでなく野球での感動を遅ればせながら堪能させてもらった。日本がWBCで世界一を勝ち取った、その軌跡を追った映画『憧れを超えた侍たち』が公開されたのだ。今度こそ仕事を離れてあの1カ月の醍醐味を味わいたいと公開初日、朝イチで映画館へ足を運んだ・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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