
イラスト=イワヰマサタカ
今シーズン、
読売ジャイアンツが
原辰徳監督発案で勝ち虫「トンボ」のマークの付いたグッズを発売している。マスク、ネクタイ、フェイスタオルなどを販売してきたが、夏場に入ってから練習用キャップのサイドにも「トンボ」マークが装着されるようになった。
もともとジャイアンツと「トンボ」は戦前の球団創設時から深い関係がある。1934年、昭和9年に行われた日米野球で、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグなどを擁する全米チームと戦った全日本チームを母体に創設されたのが、ジャイアンツの前身、大日本東京野球倶楽部だった。当時はまだ、日本に対戦相手となるプロチームがなかったため、アメリカ遠征に出かけることになる。
遠征にあたり、チームのビジネスマネジャーだった鈴木惣太郎は野球チームにはニックネームが必要だと考えていた。そこで・・・
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