
イラスト=イワヰマサタカ
今回は
大谷翔平がプロ入りしたときに着用していたスタジアム・ジャンパーではなくて、スタジアム・ブルゾン(なんだか馴染(なじ)めない呼び方だ)を紹介したいと思う。
私が駆け出しの編集者だった1980年代。ファッション用語の使い方に注意をはらっていた時期がある。なにしろ子ども時代から使用していた言葉をそのまま使ってしまうと、ダサくなってしまうからだ。ズボンはパンツ、チョッキはベスト、バンドはベルト、ジーパンはジーンズ、ジャンパーはブルゾンなどなど、それまでの日常生活では使用していなかった用語を使うようになった。「なにがジーンズだよ! ジーパンはジーパンだろう」と抵抗もあったのだが、雑誌の方針に従って書き換えていくうちに、やがて普通に「ジーンズ」を使っている自分に気がついた。
しかしひとつだけ、なじめなかったのが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン