
イラスト=イワヰマサタカ
先日、大日本東京野球倶楽部(現
読売ジャイアンツ)の第1回アメリカ遠征の足跡を丹念に追いかけて描いた大著「東京ジャイアンツ北米大陸遠征記」(東方出版刊)の著者、永田陽一さんから「Nichibei Yakyu:US Tours of Japan」という書籍が送られてきた。
アメリカ野球学会が日本とアメリカの野球交流についてまとめた本で、序文を前MLBコミッショナーのバド・セリグが書いている。アメリカ野球学会会員の永田さんは、日本に遠征した第1号のアメリカ・チーム、1907(明治40)年に慶應大学が招いたハワイ・セントルイス野球団についての論文を発表している。慶應との試合は観客を入れた有料試合の日本における第1号で、当時の日本野球についての考察も興味深い。そしてこの論文を皮切りに・・・
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