近頃は奇妙なデザインのユニフォームが増えすぎて、影が薄い気もするが、「変わり種ユニフォーム」という話になると、かつて必ず登場してきたのがノースリーブだ。1940年から42年にかけてシカゴ・カブスが採用したのが第1号で、その後、56年からシンシナティ・レッズが復活させ、57年ピッツバーグ・パイレーツ、62年カンザスシティ・アスレチックス、63年クリーブランド・インディアンスと採用する球団が増えていった。

　レッズは当時の主砲テッド・クルズースキーが、打撃時に袖に筋肉が引っかかり邪魔になるため、勝手に袖を・・・