
イラスト=イワヰマサタカ
高校野球の帽子と言えば、私たち昭和世代はフロントの上部を折り曲げて、垂直に立てるのがセオリーだった。ろうそくを垂らして固めたり、お湯につけて洗濯ばさみで固定したりして形を作ったものだ。今もこの風習を踏襲している学校もあるようだが、最近はずいぶんと少数派になってきた気がする。
高校野球の帽子は大きく分類すると4種類ある。パネル6枚の六方の角型と丸型、パネル8枚の八方、そして円筒形のピルボックス型だ。
歴史的にいちばん古いのがピルボックス型で、これは日本野球黎明期、明治時代のスタイルである。代表的なのが・・・
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