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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科「阪神ジャガーズ復刻ユニフォームと早川源一作と思われる幻のマーク」

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イラスト=イワヰマサタカ


 日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎や選手寮、屋内練習場などの竣工で、二軍施設を充実させている阪神タイガース。球団創設90周年の今年はいつにもまして動きが活発だ。そんな中、私にとって興味深いのは90周年企画の一つとして行われる二軍専用の復刻ユニフォームのイベントである。

 今から70年ほど前の1954年から56年までの3シーズン、阪神の二軍は一軍とは違う「阪神ジャガーズ」というチーム名で戦っていた時期があった。今回、このジャガーズのユニフォームが復刻される。

 54年、7球団制だったパ・リーグに新設球団・高橋ユニオンズが参入し8球団制になった。球団数が増えたことで、ライバルのセ・リーグが危惧したのがパ・リーグの地方試合の拡大だった。で、その対抗策として打ち出したのが二軍の活用だ。

 セ・リーグの二軍を・・・

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プロ野球意匠学研究家・綱島理友氏によるユニフォーム解説をチェック。

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