
1967年ノーヒットノーランを達成した筆者
今を生きているのか
背番号17が熱い。エンゼルス・
大谷翔平に
ロッテ・
佐々木朗希。ここに28年前に完全試合を達成した
槙原寛己の名前も入れておこうか(笑)。4月10日、スポーツ報知の評論のため、佐々木の完全試合を見届けた俺は評論をこう締めた。
「予言しよう。とんでもないレベルの投手になるぞ」
その佐々木。完全試合を達成した1週間後のマウンドで、8回までパーフェクトピッチング。まさしく、とんでもないレベルのことが起きようとしていた。同じ時間帯で
巨人戦もあったが、佐々木のピッチングに目が離せない。そして、0対0で迎えた9回表・
日本ハムの攻撃。そのマウンドに佐々木の姿はなかった。
なぜだ。こんな前人未到の大記録。完全試合は、この長い日本プロ野球の歴史の中で、たった16人しか達成できていない。それを立て続けに2回もやろうとする若者が目の前に現れた。夢じゃないか。選手はやりたいに決まっているさ。それにプロ野球はエンターテインメントでもある。佐々木のピッチングを観たくて集まってくれた満員の観客に、しびれる試合を「魅せる」こともプロの使命だと俺は思う。日本ハムのエース・
上沢直之も必死。ロッテの野手も守るのも打つのも必死。いいゲームだ。佐々木は納得しての交代だって言うけれど、彼は賢い子だよ。無理なことは言わないだろう。交代した理由も耳にした・・・
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