
筆者は2つめの死球のあと、高木守道氏へは決して内角は投げなかったという
高木守道さんへの謝罪
巨人の
吉川尚輝が戦列から離脱をしている。離脱の理由は「デッドボール」だ。5月4日の
広島戦(マツダ広島)8回表巨人の攻撃。二死三塁の場面でそれは起きた。ピッチャーはドラフト1位で入団したばかりの左腕・
黒原拓未。打席に立った吉川への2球目が背中に当たる。吉川はその場で倒れ込み、足をバタバタさせて痛がり、担架でベンチ裏へと運ばれていった。診断の結果は「肩甲骨の骨挫傷」。折れていなくて良かったとしよう。(※5月19日時点で巨人・吉川尚輝選手は一軍に復帰)
野球というスポーツでは、デッドボールはつきものだ。でも今回の一件は、ちょっと違う。そのあとがいけない。当ててしまった黒原個人のSNSのコメント欄に、吉川に当てたことに対して責めるコメントが送られていると知った。調子のいいバッターに内角を攻めることは当然である。ましてや黒原くんは新人だ。若いし、経験も浅い。体が緊張して、ボールがおかしな方向に行くことだってあるさ。すべては真剣勝負の結果だ。俺は、彼の将来をつぶしてしまうようなコメントを送るのはやめてほしいと自分のブログに書いた。
俺がデッドボールと聞いて、真っ先に思い出すのが、高木守道(元
中日)さんのことだ。俺はもともと小柄なバッターが苦手でね。中でも中日の一、二番コンビの中(
中利夫)さん、高木さんは嫌だった。特に高木さんはベース板にくっつくように立たれるもんだから、余計に投げにくかったよ。
高木さんに最初にぶつけてしまったのは・・・
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