
巨人と原監督は今こそ川上元監督[右]の教えを思い出し、あらためて勝利を追求していく必要がある。左は筆者
乱打されて川上さんから仲人の約束を反故にされた
ヤクルトに大差を付けられた巨人にとっては、巻き返しを図る正念場の後半戦がスタートした。
オールスターゲーム前には両チームとも、
高津臣吾監督と
原辰徳監督に加えて主力選手が、相次ぐ新型コロナウイルス感染によって戦線離脱する、前代未聞のアクシデントに見舞われた。
今年も猛威を振るい続ける新型コロナウイルスに関しては、どこのチームもある程度のダメージは受けている。だが、そのことを差し引いても、夏場に入ってからの巨人は首位ヤクルトに10ゲーム以上離されて、坂道を転がり落ちるように首位争いから離脱した。特に7月17日の
広島戦(東京ドーム)では4点を先行しながら、先発の
高橋優貴が打ち込まれて5対10と逆転負け。実に4年ぶりの5位へ転落した。後半戦がスタートした現在でも、Aクラス浮上の可能性と、その半面、最下位転落の危機に直面していることは間違いない。
こんな危機的状況だからこそ、監督として巨人を9年連続リーグ優勝と日本シリーズ制覇に導いた
川上哲治さんが生きていたら、果たしてどう思うだろうかと、俺は想像せずにはいられないんだけどね。
川上さんと最初に出会ったのは・・・
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