
甲斐をはじめ新戦力の加入を競争のための刺激としなければならないのだが……
「勝って兜の緒を締めよ」ということなのか。それとも昨季はクライマックスシリーズ・ファイナルステージで、
DeNAに敗退することによって、「日本シリーズへの道を断たれた屈辱を晴らすため」なのか。昨年オフの
巨人は久々に大型補強を敢行した。
その超目玉は、
中日から自由契約となった12球団最強守護神の
ライデル・マルティネスだ。マルティネスは推定年俸12億円の高額契約で獲得した。さらに
ソフトバンクからFAで、ゴールデン・グラブ賞に7度輝くパ・リーグを代表する捕手の
甲斐拓也を獲得。甲斐は5年契約で総額15億円の大型契約だと言われている。
巨人は1試合でたった1イニングしか投げない男に12億円以上の大金をはたいて、よくぞチームに迎え入れたものだ。確かに今季の巨人投手陣は、中継ぎと抑えに関しては12球団一の盤石な体制が整ったことは間違いない。
頭数がそろった投手陣よりも、俺が懸念するのは、補強によって生じたチーム内のダブつきである。
FAで甲斐を獲得することによって・・・
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