2022年の「ノーノーラッシュ」に火をつけたのは、20歳の「令和の怪物」だった。日本記録となる13者連続奪三振に、日本タイ記録となる1試合19奪三振。圧巻の内容で成し遂げた史上16人目の完全試合を振り返る。 
史上16人目の完全試合も、「怪物伝説」はまだ始まったばかりだ
2022年シーズンを振り返るとき、ZOZOマリンにおける4月10日の
ロッテ対
オリックスの一戦は語り落とすことができない。20歳の「令和の怪物」が28年ぶりの完全試合を達成。13者連続奪三振に1試合19奪三振と、見る者に衝撃を与えた。
瞬きすることさえ許さぬような105球の快投だった。自己最速タイとなる164キロもさることながら、9回になっても衰えを知らなかったストレートのアベレージは159.8キロ。このストレートを67球、32球がウイニングショットのフォークと、ほぼ2球種で打者を圧倒。低めに伸びる真っすぐを軸に、追い込めばフォークで面白いように三振の山を築いていった。
初回、極めて三振の少ない
吉田正尚を・・・
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