史上初となる2年連続の投手4冠に輝き、沢村賞も連続受賞。パ・リーグ連覇、悲願の日本一の原動力となったオリックスのエースの快投にファンは熱狂した。ただ、24歳右腕は、まだ進化の途中だ。 写真=牛島寿人 
2年連続でタイトルを総なめも、さらなる進化へ、先を見据える
エースが浮かべる笑みは、いつも自然に映る。2年連続で沢村賞に輝いた右腕は、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の投手主要タイトルも手中に収め、NPB史上初の2年連続投手4冠を達成。もはや、敵なしの状態だが、24歳右腕には、まだやり残していることがある。
それは「完全試合」だった。今季6月18日の
西武戦(ベルーナ)でプロ野球86人目のノーヒットノーランを達成。抑えの
平野佳寿らから歓喜のウォーターシャワーを浴び、熱を帯びた体は、さらに沸いた。
「気持ちよかったです! いつも(サヨナラ勝ちで)かける側。冷たいだろうな~と思っていた」
プロ6年目で初の無安打無得点。試合前は本調子ではなく・・・
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