MLB史上初の2度目の満票でのMVP。日本人として初の本塁打王と世界のスーパースターとなった大谷翔平。9月はケガで離脱したが、3月のWBCから、日本中を熱狂させた。また、今季メジャーに挑戦した吉田正尚、千賀滉大も1年目でチームの中心投手になるほどの活躍を見せた。そのほかの日本人メジャーもそれぞれ復活を果たしたり、自己最高の成績を残すなど躍動。2023年の日本人メジャーたちの軌跡を追う。 写真=Getty Images メッツ・千賀滉大 進化の可能性を感じた1年

ケガをせず1年間、メジャーのマウンドに上がり続け29試合登板で12勝という素晴らしい成績を残した
【2023年成績】29試合12勝7敗、166.1回202振、防御率2.98、WHIP 1.22 海を渡って未知の世界で、12勝7敗、防御率2.98という素晴らしい数字を残した。「お化けフォーク」は「OBAKE FORK」として千賀滉大の代名詞にもなった。奪った三振の数は202と申し分ない。「シーズン後半にかけては目標にしていた数字だったのでいけて良かったなという感じです」と200奪三振をクリアしたことを喜んだ。
メジャー1年目の大きな目標は「1年間ケガをしないこと」。移籍先のメッツは、千賀とともにメジャーを代表するジャスティン・バーランダーを獲得。エースのマックス・シャーザーとともに先発ローテを組み、優勝候補としてシーズンを迎える。だが、バーランダー、シャーザーともに不調やケガに悩まされ、それに影響されるようにチームも低迷。ポストシーズン進出は厳しくなった8月に2投手ともトレードとなった。
その中で・・・
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