セ・リーグは阪神が18年ぶりのリーグ優勝、パ・リーグはオリックスがリーグ3連覇を果たした2023シーズン。セ・パともに王者がクライマックスシリーズも勝ち上がり、日本シリーズへ進出。史上2度目の“関西シリーズ”となった頂上決戦では4勝3敗で阪神がオリックスを退け、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。色褪せない激闘の記憶──。セ・パ12球団の2023年の軌跡を振り返っていこう。 【シーズン成績】143試合74勝66敗3分勝率.529 「横浜頂戦」をスローガンに掲げ、25年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指し、
三浦大輔監督3年目のシーズンを迎えた。しかし、三浦監督就任後、過去2年開幕カードで6戦5敗1分けの相性の悪さを今季も3連敗という形で発揮してしまった。それでも、4月5日の
巨人戦(横浜)で
平良拳太郎が6回無失点と好投し、2021年に受けた右肘のトミー・ジョン手術を乗り越え888日ぶりの白星で、チームに今季の初白星をもたらすと、国指定の難病「黄色じん帯骨化症」から復活したリリーバー・
三嶋一輝も同26日
ヤクルト戦(横浜)で好救援を見せ355日ぶりの白星をマーク。昨季の開幕投手・
東克樹も3勝を挙げ、復活した投手たちが、4月では球団新記録となる16勝を挙げる好調なスタートの原動力となった。
5月は、打線が月別で最高の打率.273を残す中、9勝13敗と負け越し。要因となったのは中継ぎ陣の不調だった。守護神・
山崎康晃は月間防御率13.50と精彩を欠き、4月は好調だった三嶋も、防御率4.00と苦しんだ。それでも、3日の
広島戦(横浜)で、2020年のサイ・ヤング賞投手、T.
バウアーが来日初登板し、7回1失点で初勝利を挙げるなどポジティブな要素もあった。
交流戦に突入すると・・・
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