
見事な手腕で阪神を38年ぶりの日本一に導いた岡田監督[写真=毛受亮介]
今年は新監督として阪神・
岡田彰布監督、
広島・
新井貴浩監督、
ロッテ・
吉井理人監督、
西武・
松井稼頭央監督と4人がシーズンを戦い、指揮を執りました。その中で吉井監督はピッチングコーディネーター、松井監督はヘッドコーチからの昇格、新井監督は2018年にユニフォームを脱いで以来の復帰と、球団内について精通している立場です。一方、岡田監督は08年限りで阪神の監督を辞任、途中で
オリックスの監督を経ながら、15年ぶりに阪神のユニフォームを着る形でした。
当然、野球解説者として阪神の試合を見ており戦力を把握していたでしょうが、チーム内に籍を置いていたわけではないので、選手一人ひとりの性格など内部事情は分からない状態だったでしょう。1年前の、秋季練習から岡田阪神はスタートしていったわけですが、まずはそういった面を理解することから始めたと思います。ただその際、岡田監督は“自分の目”を判断基準にしたはずです。
02年、私が横浜(現
DeNA)のコーチに就任した際、以前からチームに在籍するコーチが耳打ちしてきました・・・
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