このコラムは、ソフトバンク・柳町達選手が月ごとに振り返る形で、自身の技術面、精神面それぞれにおいて“どんな変化=成長があったのか”を、具体的にポイントになった試合も挙げながら書いていく、『2023年シーズンの軌跡』です。試合に臨む中で、どういう意識、どういう考えを持ってやっているのか。「そのとき、そのときの自分の頭の中、胸の内を、いいことも悪いことも書いていけたらなと思っています」(柳町)。 
3連戦の初日のタイムリーをきっかけに、次の日、その次の日も、いい形で入っていけました
まず、このコラムでもご報告させてください。9月4日に第一子(男児)が誕生しました。まだパパになったという実感は湧かないんですけど、いい子に育ってもらいたいですね。カッコいい父親の姿を見せられたらなと。ますます頑張っていきたいと思います。
さて、話を本題に。8月の振り返りですが、8月は途中までは良かったんですよ。7月の後半がすごく良くて。その延長で打てていた。それが後半になるにつれて……。やっぱり、調子を維持する難しさがあるなと思いました。
いいときというのは、練習のときからしっかりバットが振れている、というか。例えば、打球速度にしても、160キロオーバーが何球も出るようだと、やっぱり状態がいいなと思います。逆にそれが、160キロを切る打球が何球も続くようだと、ちょっと体が疲れてきているのかなというふうに。データは一つ、そういうところでも参考にしていますね。
とはいえ、前半と後半で、変化という変化は特になかったと思うんですよね。ただ、確かに後半はしっくりこない感じがあるにはありましたが。あとは正直なところ、疲れも……。最後のほう、屋外球場での試合が多くて(※22~24日が
ロッテ戦=ZOZOマリン、25~27日が
楽天戦=楽天モバイル、29日が
オリックス戦=長崎)。ちょっと、暑さでやられたかなと(苦笑)。コンディション調整の大切さを、あらためて感じましたね。あのときは・・・
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