このコラムは、ソフトバンク・柳町達選手が月ごとに振り返る形で、自身の技術面、精神面それぞれにおいて“どんな変化=成長があったのか”を、具体的にポイントになった試合も挙げながら書いていく、『2023年シーズンの軌跡』です。試合に臨む中で、どういう意識、どういう考えを持ってやっているのか。「そのとき、そのときの自分の頭の中、胸の内を、いいことも悪いことも書いていけたらなと思っています」(柳町)。 
ずっと準備していて、いざ迎えた代打は延長10回。2ボールからも攻める気持ちを出したからこその一打でした
秋季キャンプも11月17日に終わり、本格的なオフシーズンに入っていきます。それとともに、このコラムも今回を含めて、残すところ3回となりました。今回は10月の振り返りです。10月は試合数自体は少なかったのですが、かなり“濃い”1カ月というか、数週間でしたね。
試合数が少ないので打席数も少なかったのですが、長打が多かった。特に二塁打はレギュラーシーズンの5試合で5本、クライマックスシリーズ(CS)でも1本打ちました。
これといって特に変えたことがあったわけではないのですが、9月後半ぐらいからいい感覚で打ててはいたので、それが継続できたのかなと思います。シーズン100試合を超えてきた中で、疲れだったりというコンディション面での不安もなく。シーズン最後でしたけど、いつもどおりという感じで試合に臨めていたのも良かったのかなと。試合間隔が空いていたので、そこでちょっと回復できたのも大きかったなと思いますね。
チームとしては、CSを争っていた
楽天に10月2、3日(PayPayドーム)と勝利。仙台に場所を移しての7日の試合でCS出場を決めました。ただ、結局(リーグ)3位になってしまったところは何とも言えないですけど……。でも・・・
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