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荒木大輔のPitching Analysis

中日・高橋宏斗 すべての球種の質が高く制球力も抜群 “マダックス”も納得のピッチング/荒木大輔のPitching Analysis

 

“マダックス”を達成してガッツポーズをする高橋宏[写真=高塩隆]


 文句のつけようがないピッチングを見せてくれました。広島打線を相手に99球で完封勝利を挙げた中日高橋宏斗投手です。最速156キロのストレートにスプリット、カットボール、ナックルカーブのどれも制球力が抜群。すべての球種がカウント球にも勝負球にもなるキレ味を誇っていました。

 テークバックの小さいショートアームが特徴。スリークオーター気味の位置から鋭い腕の振りによって投じられるストレートに、打者はタイミングが合わずに差し込まれてしまう。回転量の多いキレのある球質ではなく、ズドンと重みのあるように感じるストレートは攻略困難ですね。加えて140キロ台後半のスプリットがある。打者にとってストレートと見分けがつけづらく、簡単に手を出して空振りしてしまうでしょう。

 特に・・・

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荒木大輔のPitching Analysis

荒木大輔のPitching Analysis

高校時代は甲子園で活躍、プロ入り後は主にヤクルトで現役生活を送り、西武、ヤクルト、日本ハムでコーチを務めた荒木大輔氏が鋭い視線でピッチングを分析する。

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