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荒木大輔のPitching Analysis

阪神・才木浩人 いつもの安定感を欠いていたが、要所で「フライ投手」の本領発揮/荒木大輔のPitching Analysis

 

6回無失点で今季12勝目を挙げた才木。「1試合1試合が勝負」とシーズン最終盤へ気を引き締める[写真=川口洋邦]


 この試合で阪神才木浩人投手はいつもの安定感がないように感じました。6回まで被安打8が、それを表しています。しかし、失点はゼロ。状態が悪いときにいかに粘ることができるか。それを実践しているからこそ、昨年以上に勝ち星を積み重ねることができているのでしょう。

 4回、6回には先頭の四番・サンタナ選手に二塁打を浴びました。いずれもストレートを簡単に打たれたものでした。無死二塁のピンチ。しかし、いずれも続くオスナ選手、村上宗隆選手、山田哲人選手といった強打者を打ち取って得点を与えません。しかも、4回の山田選手をフォークで投ゴロに仕留めた以外は、すべてストレートでフライアウトを奪いました。

 どちらかと言うと、才木投手は・・・

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荒木大輔のPitching Analysis

荒木大輔のPitching Analysis

高校時代は甲子園で活躍、プロ入り後は主にヤクルトで現役生活を送り、西武、ヤクルト、日本ハムでコーチを務めた荒木大輔氏が鋭い視線でピッチングを分析する。

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