
コーチではなくあくまで一選手としてNPBの舞台へ戻ってきた
実に4年ぶりの挑戦だ。NPB3球団を渡り歩き、通算337試合に登板した右腕は2020年に一度ユニフォームを脱ぎ、指導者の道へ進んだ。コロナ禍によりNPBでもシーズンが短縮された年、体は元気だったが故に苦渋の決断だった。
「(コーチを)やっていけば、現役への未練は消えていくだろうと思っていました。でも現場にいると、もっと投げられたんじゃないかと自分の選択に納得できなくなったんです」
ただ、そんな強い想いが結果的に
藤岡好明を新天地・静岡の地へ辿り着かせたに違いない。
DeNAで二軍投手“コーチ”を務めた男は“選手”として、ファームリーグに帰ってきた。
39歳になり、チーム最年長として迎えた今季だったが3月の教育リーグでの登板時に、右肩に違和感を覚えた。以後しばらくの間リハビリが続いたものの、5月6日の
ソフトバンク戦(ちゅ~る)で復帰し、シーズン初登板。1イニングを無失点で切り抜けた。
自身の投球フォーム修正に時間を割く一方で・・・
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