週刊ベースボールONLINE

ウエスタンリーグ ウィークリーリポート

くふうハヤテ・高橋駿 静岡に元気と笑顔を「野球が大好きなのでそこを表現し、元気と笑顔を届けていきたい」

 

壁に当たりながらもキャプテンとして常にチームを鼓舞し続けた


 くふうハヤテベンチャーズ静岡のレギュラーシーズン1年目が幕を閉じた。プロ野球の球団がなかった静岡の地で、ドラフト指名を勝ち取ったNPB12球団の選手を相手に、一歩も引かずに勝負を挑み続けた新球団の初年度。チームの軸を固める上で重要な主将には、プロ未経験の高橋駿が選出された。

 地元・静岡市出身の初代キャプテンが誕生したのは1月23日、春季キャンプ開幕が目前に迫った合同練習最終日の朝のこと。練習での声出しや明るく取り組む姿が評価され、赤堀元之監督(元近鉄ほか)から大役を任されたキャンプ初日、報道陣の前で「野球が大好きなのでそこを表現し、元気と笑顔を届けていきたい」と意気込んだ。表情からは多少の緊張を感じながらも、期待に満ちあふれた笑みがこぼれていた。

「長打力を見せていけたら」と高橋はチームに加入した当初から自身のアピールポイントを挙げている。キャンプでは打撃アドバイザーを務める内田順三氏から熱心なマンツーマン指導を受けて打撃フォームの改造に取り組み、快音を連発した。出だしは順調、手応えは間違いなくあった。しかし、いざシーズンに入るとプロの投手のレベルの高さを痛感した。試行錯誤を重ね、行き着いたのは「欲を出さずにコンパクトに振った結果が長打」という打撃だ。

 前半戦に苦しみ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング