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スージー鈴木の球さわぎの腰つき

スージー鈴木コラム 第16回「地味でも笑えなくてもいい。選手の技能が真剣に伝わる球宴を」

 

派手志向、お笑い志向の球宴に対して金子千尋[当時オリックス]の発言は示唆に富む


 今週の球宴に向けて、私には心配事がある。ああいうことがまた繰り返されるのではないかと。

 昨年の球宴第2戦の初回、全パ一番の杉本裕太郎に対して、全セ先発の九里亜蓮が、杉本の背中に大暴投。杉本がマウンドに向かう。九里もマウンドから降りてきて応戦かと思いきや、がっちりハグ──。

 心が狭いと思われることを承知でいえば、私は、こういう「コント」が好きではない、というか苦手だ。

 そういえば2013年の球宴でも、全セの藤浪晋太郎と全パの中田翔が同様の「コント」を見せていた。

 まぁ「コント」はさすがにレアケースとしても、最近の球宴でしばしば見られる「(見え見えの)直球勝負」「(過度な)フルスイング」ですら、どうかと思っているくらいだから・・・

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スージー鈴木の球さわぎの腰つき

スージー鈴木のスタンド視点による文系野球エッセイ

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