
「新時代」「新世紀」、そう私の週ベ人生は21世紀とともにスタートした
誰も祝ってくれないだろうから、自分で自分を祝ってやる。
祝「球さわぎの腰つき」第100回! パチパチパチ。おめでとう、私。
まさに読者の皆さまのおかげさまです。球界出身者ではない、単なる一野球ファンの連載が2年にわたって何と100回も続いたのだから。ありがたや。
調子に乗って、もっと自分を祝ってもいいっすか?
祝・スージー鈴木、週刊ベースボール連載25周年! パチパチパチ+パチ! 四半世紀ということで、4回拍手してみた。
そう。私が初めて週ベに記事を書かせていただいたのが、ちょうど25年前、2001年の4月9日号だったのだ。
以降「CULTURAL REVIEW」の「音楽」という半ページのコーナーを隔週で書き続け、2年前から毎週、この「球の腰」(と略してください)に昇格という道のり。
それにしても四半世紀か……。
と、25年前の記念すべき週ベデビュー号を探したのだが、どうやら紛失していたようなので、メルカリで手に入れた。便利な時代だ。
表紙は、
西武の
松坂大輔と近鉄の
中村紀洋。そう、私のデビュー年は、近鉄が、あの
北川博敏の代打逆転サヨナラ満塁本塁打でリーグ制覇する年だったのだ。
そして「音楽」コーナーで私は、大滝詠一の『Baseball-Crazy』(77年)という曲を紹介している。何だか妙にかしこまった文章で初々しい。
さて。ここで私は思ったのだ。週ベデビュー四半世紀。もしかしたら私は、現段階での「週ベ最長寿連載ライター」なのではないかと。25年前の週ベデビュー号の目次に、現連載陣の名前がなければ、私が最長寿連載ライターということになる。
と思って、おそるおそる週ベデビュー号の目次を調べたのだが……残念! やくみつる氏も石田雄太氏も綱島理友氏もいるではないか。というわけで、週ベ最長寿連載ライターは私ではない。失礼しました。
それにしても表紙の松坂大輔のフォームが懐かしいな。彼の150キロ台の球速に大騒ぎしていたころだ。
まさか日本人が、160キロ台をしばしば記録する時代が来るなんて思ってもみなかったぞ、あのころは。
などと考えながら、私の週ベライター生活は、今年、26年目に入ります。どうか温かい目で見てやってください。よろしくお願いします。
あっ、私の週ベデビュー号をよく読んだら、もう1人、現在の執筆陣を発見。それは──「ボールパーク共和国」の野仮面!
PROFILE スージー鈴木●1966年生まれ、野球文化評論家、音楽評論家。『スージー鈴木の音楽ソムリエ』(BS日テレ142ch)、『9の音粋』(BAYFM)出演中。近著に『日本ポップス史1966-2023』(NHK出版新書)『沢田研二の音楽を聴く1980-1985』(日刊現代)、『大人のブルーハーツ』(廣済堂出版)、『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』(ブックマン社)など。