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スージー鈴木の球さわぎの腰つき

スージー鈴木コラム 第105回「CMで『股下キャッチ』をした巨人の選手を探せ」

 

筆者がAIで作成した画像。イチローの「背面キャッチ」の前は、変てこキャッチの代表ではなかったか


 突然ですが「股下キャッチ」って知ってます? 左にある、私がAI生成した(昭和の野球漫画風)画像のように、相手のボールを両足の間=股下でキャッチするやつ。やったでしょう? 私は少年時代、よくチャレンジしたものだ。難しいのだが。

 さて。先週号に掲載された大谷翔平のCMに関する原稿を書いているとき、「股下キャッチ」を流行らせたあるCMが、記憶の奥底からすくい上げられたのだ。

巨人の選手がうようよ出てくるオロナミンCのCMで、誰かが股下キャッチを披露していたな……」

 それが誰か無性に知りたくなったのだ。時代は確か70年代後半、ということは第1次長嶋政権時代だ。

 まずは動画サイトを漁る。あるわ、あるわ、オロナミンC×巨人のCM。でも、肝心の股下キャッチがない。

 ということで、次にAIに聞いてみたが、まったく要領を得ない。AI、まだまだだな(画像もかなり苦労したし)。

 しょうがないなと、週ベ編集部にも聞いてみた。が、ここでも正解は得られず。よく考えたら、天下の週ベ編集部も、今や私より若い人ばかりだろう。知る由もないはずだ。

 万事休す……。よし、最終手段だ。

 満を持して、大塚製薬のサイトの「お問い合わせフォーム」から問い合わせてみることにした。

「確か70年代後半のオロナミンCのCMで、股の後ろにグラブを持つ手を伸ばして、ボールをキャッチするという芸を見せた選手がいたのです。それが誰かが知りたいのです」

 書きながら、こりゃヤバい奴からの問い合わせだなと思いつつ。怪しまれて、ガン無視されるのも覚悟しながら――。

 しかしである。さすが天下の大塚製薬。劇的に丁寧な返答が来た!

「■放映年:1978年 ■素材:『オロナミンC G軍宮崎キャンプ』 ■出演者:柴田、堀内、高田、張本、河埜選手 ■お問い合わせ内容について:該当箇所は添付の画像部分かと思われます。こちらの選手は●●(注:筆者マスキング)選手になります」

 それも何と、その●●選手の股下キャッチ画像付きで! 大塚製薬さん、ありがとうございました。「小さな巨人」で知られたオロナミンCの大塚製薬の広報さんに「大きな感謝」を。

 というわけで、今回の話は以上である。で、肝心のその選手とは誰だったのか……? 何と週ベ執筆陣の1人だったのだ。正解はこちらのコラムを参照のこと。

PROFILE
スージー鈴木●1966年生まれ、野球文化評論家、音楽評論家。『スージー鈴木の音楽ソムリエ』(BS日テレ142ch)、『9の音粋』(BAYFM)出演中。近著に『日本の新しい音楽1975〜』『沢田研二の音楽を聴く1980-1985』(ともに日刊現代)、『日本ポップス史1966-2023』(NHK出版新書)、『大人のブルーハーツ』(廣済堂出版)など。
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スージー鈴木のスタンド視点による文系野球エッセイ

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