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【MLB】ダニエル・ハドソン(ドジャース)<2> 長くプレーできる秘訣は持ち前の“頑固さ”にあり

 


 今週もダニエル・ハドソン投手を紹介する。アストロズのジャスティン・バーランダー投手と同じバージニア州のオールドドミニオン大から2008年ドラフト5巡目でホワイトソックスに入団。同年はルーキー級で14試合に登板した。翌09年は1A、2A、3A級と昇格し、同年9月4日のレッドソックス戦でメジャー初登板を果たした。トミー・ジョン手術を受けたため13年は全休。今季はメジャー15シーズン目となる。今季オールスターまで通算現役15位となる521試合に登板。先発61試合で65勝44敗、37セーブ、防御率3.69。20年以降、先発は1試合もない。

いい人たちに恵まている


 今季ドジャース最年長の37歳。長持ちの秘訣を聞いたところ「頑固さ(Stubbornness)かな」と答えてくれた。「頑固と言うか、しっかりした気持ちを持っていることは大事だと思う。けれども、いい人たちに恵まれることが一番大切なのではないかな。選手の成功を支えてくれるような人がそばにいてくれないと、長い間プレーすることはできない。しっかりしたサポート体制を整えて、ワールド・シリーズ優勝を目指しているような球団に在籍するのが何よりだ」。

 ハドソンはダイヤモンドバックス在籍時の11年、先発ローテーションを守って16勝12敗、防御率3.49と、最高のシーズンを送った。ところが疲労がたまったのだろうか、翌12年は6月26日に9試合目の登板をしたところで右肘痛のため離脱。結局7月にトミー・ジョン手術を受けた。復帰に向けてリハビリを続けていたが、うまくいかずに13年の6月に2度目の手術を受けた。同年のシーズン終了後にFA。すぐに古巣とマイナー契約を交わした。ハドソンによると「面倒を見てくれたダイヤモンドバックスのメディカル・スタッフのもとで過ごしたかった」と言う。

 苦しい時間に耐え、14年9月3日のパドレス戦で2年ぶりのメジャー復帰を果たした。「あれはもう10年も前になるね。リハビリ期間はもちろん大変だった。運を天に任せるという気持ちだった。大変ではあったけれど、必ずしもつらくはなかった。悲観的な気持ちはなかったからね」と振り返っていた。

 復帰後はリリーフに転向。15年には64試合、16年には70試合に登板した。パイレーツに移った17年も71試合で投げた。18年にドジャースでプレーした後、19年はブルージェイズで活躍。同年7月末にナショナルズにトレードされた。そこではセットアッパー、クローザーを務め、球団創設以来初のワールド・シリーズ優勝に貢献した。

 先発からリリーフに転向して鮮やかに復活。ドジャース在籍時の22年には6月24日のブレーブス戦で左膝前十字靭帯断裂の大ケガをして、またも苦しい経験をした。そこからまたも復活し、今年はスプリングトレーニングに招待参加から開幕メジャーの座を勝ち取り、今季はブルペンで貴重な戦力となっている。

 さて大谷翔平は2度目の右肘手術からの復帰を目指している。そのチームメートをハドソンはどう見ているのか。「そばで見ている限り、順調に進んでいるように見える。もっとも彼は特別で、投手としてはリハビリ期間ながら打者としてはフル出場できている。それが私も含めたほかの投手たちとは違うところだ。私たちは完全にグラウンドから離れなければいけなかったからね。そのぶん、翔平は精神的にはいい状態なのかと思う。だから彼は来季、いままでよりもよくなってマウンドに帰ってくると思う」と語っていた。

取材・構成=樋口浩一 写真=Getty Images
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