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WEEKLY SHOHEI OTANI 頂点を目指せ!

ドジャース・大谷翔平 『改善』するところはする「甘く来たら行くぞという姿勢を、いつもどのカウントでも崩さないようにしたい」

 

バットが湿っているなら、足がある。塁に出れば二盗、三盗を決めて、後続の打者に得点のチャンスをつくっており、しっかりとチームの勝利に貢献している


 ベッツが左手骨折から復帰した現地時間8月12日。ミルウォーキーでのブリュワーズ戦で、ドジャースの大谷は左中間へ36号2ランを放った。一番に自身が、二番にベッツが入った新しい強力な打順で存在感を示し「アグレッシブに行きたいと思っていた。相手からしたらそのあと、ムーキー(ムーキー・ベッツ)もフレディ(フレディ・フリーマン)もテオ(テオスカー・ヘルナンデス)もいる。まだまだケアしないといけない打者がたくさん後ろに控えている。甘く来たら行くぞという姿勢を、いつもどのカウントでも崩さないようにしたい」と誇らしげに語った。

 アーチ以外でもチームの攻撃を鼓舞した。四球で出塁した4対2の7回。すかさず二盗を決めると、ベッツが右前打。スタートを切っていた大谷は悠々と本塁に生還し、貴重な追加点を生んだ。2人で攻撃を活性化させて勝利に導き「(ベッツが)いるだけで打線の厚みが全然違う。大きな存在。帰ってきた試合で勝てたのはチームにとっても大きい。お互いの打席がより作用し合うので、コミュニケーションしたいと思っている」と実感を込めて言った。

 翌13日には元ソフトバンクコリン・レイと対戦。1対0の3回に1ボールから甘く入ってきたスプリットを完璧にとらえた。ライナー性の打球で2試合連発の37号ソロを右中間2階席へと届け、今季10勝と好調の先発右腕から2年連続の本塁打をマーク・・・

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