パ・リーグを戦う西武の最大のストロングポイントである投手陣。近年、急速に力をつけてきたが、その裏には一体、何が隠されているのか。ライオンズ投手王国への道を追う――。 取材・文=中島大輔 写真=高塩隆 ![](https://cdn.findfriends.jp/img.sp.baseball/show_img.php?id=22&contents_id=p_page_146)
6月16日現在、リーグ1位の82奪三振と今季はさらに投球に磨きがかかっている今井
鴻江トレーナーの門をたたいて
西武に入団して8年目の今季、低迷するチームで先発陣の柱になっているのが
今井達也だ。
「今、
佐々木朗希(
ロッテ)の次にいい球を投げているのが今井です」
今季序盤、MLB球団のあるスカウトがそう評していたほどだ。
今井は作新学院時代の高3夏に甲子園優勝投手となり、2017年ドラフト1位で西武に入団。2年目から先発を任されるなど高い潜在能力を見せた一方、安定した投球をなかなか続けられなかった。
一体どうやって殻を破ったのか。今季2勝目を飾った4月19日の
楽天戦(ベルーナ)のあと、囲み取材でカギになる言葉を残している。
「二塁ランナーがいるときが、あまり得意じゃないんですけど……」
この日、唯一の失点をそう振り返った。得点圏に走者を背負うと失点のリスクが高まるからプレッシャーを感じるのだろうか。記者に聞かれると今井はこう答えた。
「二塁ランナーがいるときが、一番立っている姿勢が崩れやすいので。専門的なところなので難しいですね」
姿勢と聞き、ピンと来て尋ねた・・・
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