グッと体を沈み込ませる独特の投球フォームから、力強いボールを投じる多和田真三郎。西武のドライチ右腕がいま、先発ローテで奮闘している。背中に光る背番号「18」。期待の若手投手が自らのグラブに関して語る。 取材・文=小林光男、写真=福地和 西武プリンスドームで、ひときわ輝く獅子の背番号18――。
松坂大輔(
ソフトバンク)、
涌井秀章(
ロッテ)らライオンズのエースの系譜を継ぐ男。今年、ドラフト1位で西武に入団した多和田の、その名は「真三郎」だ。沖縄県中頭郡中城村出身の23歳。父の名が真次で、長男は真一郎、次男は真太郎、そして三男には真三郎と、それぞれに“真”の字を授けられた。古風で、男らしさを感じる名前だが、実は左手にはめているグラブには「Shinsaburo」ではなく、「Saburo」としか刺しゅうされていない。
「(笑)。そんなに大した意味があるわけではないですよ。名前のすべてを入れたら長くてバランスが悪いかなと思って。大学2年までは名字などを刺しゅうしていたんですけど、3年から名前にしようと考えたときに『Saburo』だけにして、それに落ち着きました」 
本名は「真三郎」だが、それだと長いので、グラブには「三郎」のみをローマ字で刺繍している
プロに入って、グラブを新調したが、気分一新の意味を込めて・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン