当連載の著者、鈴木尚広選手への質問を募集します。上記のリンクからお寄せください スパイクは体の一部です

現在使用中のスパイクと、鈴木尚広のシンボルとなっているオレンジの走塁用手袋。アディダスのスパイクが、滑らかなスタートをサポートする
昨シーズンからアディダスのギアを使用しています。2014年シーズンが終了したタイミングで、いま1度、道具から自分を見つめ直そうと考えていたときに、こちらのスパイクを試しに履かせていただいたことがキッカケでした。足をおさめた瞬間に、『これは体の一部になり得るな』と。簡単に言えば、今の僕の体に合ったスパイクだったのです。ということで、今回は良いパフォーマンスを発揮する上で、決して妥協することができない“ギア”の中でも、特にこだわりのあるスパイクをテーマにしたいと思います。
僕がスパイクに求めているのは、『体と一体化していること』に尽きます。“足”と“スパイク”という別々の関係ではなく、体の一部として、意識が向くことがないくらいに一体となっていることが重要です。ただ、これを求めるのはとても難しくて、例えば同じ型のスパイクでも、新品をそのままゲームで使うことは、ほぼ不可能です。履いた瞬間にすぐに使えることは希で、練習などで履き続けることによってなじませ、履き慣らして、初めて、自分にフィットしてくるものだと僕は考えています。とはいえ、練習で履いてみてもダメなものはダメなわけですから、これまでゲームで着用してきたスパイクたちとは、やはり、貴重な出合いだった、と言えますね。冒頭で『これは体の一部になり得るな』と書いたのも、こうした理由からです。
ちなみに、今シーズン着用しているスパイクは、昨シーズンのものから、さらに改良をお願いしました・・・
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