これから毎週、そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。
1回目は、序盤戦で一番注目している投手についてです。今年も好投手がたくさん登場し、活躍していますが、一番はやはり
巨人の
菅野智之投手でしょう。開幕から好調を維持し、4勝0敗、防御率も0.79と非常に安定しています。

「すべてにおいて申し分ない」と立浪氏が絶賛する今季の菅野
一言でいって、非常に馬力のあるピッチャーです。プロに入ったときから先発ローテーションを守って投げていますが、新人のときから、いきなり巨人のエースであるような堂々たる貫録があり、結果も残しています。私は投手ではありませんが、1年目からずっと安定してローテを守るというのは非常に難しいと思いますし、近年の球界を見てもほとんどいません。結果を出したシーズンがあっても、必ず疲労がたまります。そこで無理をしてフォームを崩したり、故障したりという例も珍しくないからです。菅野投手も疲労がたまり、調子を崩した時期もありましたが、悪いなりのピッチングができ、3年連続で2ケタ勝利を挙げています。昨年は10勝11敗とプロで初めて負け越していますが、防御率は1.91と安定していました。
彼のピッチングで好きなのは、フォームの特徴でもありますが・・・
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