「運命の日」を前にプレースタイル一新

亜大1回戦、延長12回にサヨナラ打を放ち、亜大の春からの連勝を10で止めた。主将から外れた今秋は背番号10を着けている/写真=井田新輔
「守るだけの選手で終わりたくない。打てる内野手になりたい」
今秋のドラフト1位候補・日大の
京田陽太(4年・青森山田高)は、学生ラストシーズンにそんな思いでプレーしている。
184センチと長身の左打ちの遊撃手。50メートル走5.9秒のスピードを生かした守備と走塁は「すぐに一軍で通用するレベル」と、プロのスカウトが高く評価する。その一方で、主に三番を打つ打撃では、やや物足りなさがあった。3年秋に東都一部リーグに昇格してから4年春までの2シーズン通算で打率.260、11打点(本塁打は0)。しかし、今秋は開幕からの3試合で打率.385、4打点と好スタートを切っている。
京田はこれまで「打撃は打っても3割。守備は100%を目指せる」と、守備を重点的に練習してきた。それが、今年7月に初めて侍ジャパン大学代表を経験して「打撃にも力を入れていきたい」と考えるようになった。
日米大学選手権では遊撃のレギュラーとして全5試合に出場。チームトップの3打点を記録するも打率は.182に終わった。その中で、まわりの打者を見て「自分はまだまだだ」と感じた・・・
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